DTIの3G(LTE)のWAN回線が実はNAT(Carrier Grade NAT/Large Scale NAT)されていてPrivate IPしか貰えてない問題発覚につき 前エントリで検討していた主回線の障害発生時の外部からのリモートアクセスはいったん中断。
ひとまずSRT100の Luaスクリプトを利用した障害検知/外部通知を先行導入する。
SRT100より以下4箇所の監視対象にPingを行い、応答ない場合に3G(LTE)回線経由でメール通知をさせる。
<監視対象>
・Core Switch (EX2200C-Virtual Chassis)
・Primary Router (IX2025)
・Server (Core Switch配下)
・Internet Reachability (IX2025経由)
<イメージ図>
<スクリプト実装>
YAMAHAホームページに公開されているサンプルスクリプトをベースに実装をしていく。
<YAMAHAホームページ 複数のホストを監視する>
さくらインターネット のメールサーバを利用、ここ最近では一般的なサブミッションポート接続, SMTP認証となる。
YAMAHAのサンプルからmail_tblを以下に書き換えが必要。
mail_tbl = {
smtp_address = “S@mple.sakura.ne.jp”,
from = “admin@S@mple.sakura.ne.jp”,
to = “S@mple@docomo.ne.jp”,
smtp_port = “587”,
smtp_auth_name = “admin@S@mple.sakura.ne.jp”,
smtp_auth_password= “password”
}
<スクリプトアップロード>
USBメモリ or TFTPにてアップロード可能、今回はTFTP(3CDaemon)にてアップロードする。
まずSRT100にLua用のフォルダを作成 ※必須ではないが便宜上推奨
srt100# make directory lua
SRT100のConfigurationは以下が設定されている必要がある
tftp host <3CDaemonを起動するPCのIP Address>
3CDaemonを起動し作成したLuaファイルをPUTする
ハマるポイントとして Remote File NameにSRT100のLogin Passwordを指定する必要があること。
例: /path/Filename/password
<スクリプトの実行>
今回の例ではスクリプトファイルを/lua/ping_mail.lua として保存している
スクリプトの手動開始
srt100# lua /lua/ping_mail.lua
スクリプトステータス確認
srt100# show status lua
スクリプトの停止 ※全Luaの場合の他にPID指定も可能
srt100# terminate lua all
ピンバック: めむ帖 ~駆け出しSEの雑記帖~ » YAMAHA SRT100のリブートLuaスクリプト